連載 他科との連携 送った患者・送られた患者・3
アスペルギルスが原因であった鼻性視神経症
湯口 幹典
1
,
宮本 浩行
2
1名古屋市立大学医学部眼科学教室
2名古屋市立大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.382-383
発行日 1998年3月15日
Published Date 1998/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905767
- 有料閲覧
- 文献概要
耳鼻科疾患が原因で視機能障害をきたすことはよく知られているが,眼科医も耳鼻科疾患についての知識が必要であり,治療に関しては両科の連携が大切となる。鼻性視神経症の多くは片眼性の球後視神経症の形で発症し,副鼻腔炎が軽度でも視神経に連続的に波及することがあり注意を要する。副鼻腔真菌症が原因であった鼻性視神経症の1例を供覧する。
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.