文庫の窓から
眼科と日講記聞(1)
中泉 行信
1
,
中泉 行史
1
,
斎藤 仁男
1
1研医会
pp.112-113
発行日 1998年1月15日
Published Date 1998/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905708
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明治初年から20年代にわたり日本で発行された眼科書は,そのほとんどが翻訳書か,“日講記聞”形式の講義筆記である。
「文園雑誌」(田代基徳輯,明治6年6月),「日本医事雑誌」(坪井信良輯,明治6年11月)などは初期の医学雑誌として知られているが,講義筆録としてはウイリス(William Willis,1837〜1894)の東京医学校における講義を訳出した「官版日講記聞」,ボードイン(A.F.Bauduin,?−1905)の大阪医学校における“日講記聞”などが初期のものとしてある。
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