文庫の窓から
宜禁本草集要歌と眼 (1)
中泉 行信
1
,
中泉 行史
1
,
斎藤 仁男
1
1研医会
pp.220-221
発行日 1997年2月15日
Published Date 1997/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905234
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昔から医薬に本草が種々取り入れられ,その効用が認められてきたが,食物と本草との間にもまた極めて深い関係があった。
食物と本草を取り扱った古書には,曲直瀬道三(一溪)編「宜禁本草」(2巻)を初め,「宜禁本草集要歌」(7巻),「和歌食物本草」(2巻),「食物和歌本草増補」(7巻)など幾種かの本が著わされている。小稿では食物と本草との関係を歌でまとめた「宜禁本草集要歌」に所載された眼と食物について調べ,眼に関するものを摘録し,本書の紹介を兼ねた。
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