連載 新しい抗菌薬の上手な使い方・9
8.フルオロキノロン系薬(その3)
大石 正夫
1
1信楽園病院眼科
pp.72
発行日 1997年1月15日
Published Date 1997/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905205
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使用法,使用量:フルオロキノロン系薬は,①黄色ブドウ球菌,コアグラーゼ陰性ブドウ球菌に抗菌力をもつ,②緑膿菌を含む非発酵菌にも抗菌スペクトルを有している,③眼内移行が良好である,④副作用が比較的少ない,などの条件がそろっている。したがって外眼部感染症および外傷,術後眼内炎などで原因菌不明のまま治療を開始する際,empiric therapyとして第一に選択されてよい経口抗菌薬である。
通常の投与法・量を下の表に示した。
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