特集 高齢患者の眼科手術
併存疾患の評価とリスク判定
腎透析
濱野 慶朋
1
,
佐中 孜
1
,
二瓶 宏
1
Yoshitomo Hamano
1
,
Tsutomu Sanaka
1
,
Hiroshi Nihei
1
1東京女子医科大学第4内科学教室
pp.36-38
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410904017
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わが国の慢性維持透析患者は,1992年末で123,926人に達し,うち70歳以上の患者は19,917人で全体の16%を占める1)。1992年の新規導入患者は21,563人で,70歳以上は5,619人,全体の26%であった。眼科的に問題の多い糖尿病性腎症は同年末20,820人で全体の17.1%,しかも新規導入では28.4%を数え,年々増加している。透析患者の高齢化・原疾患の変化は眼科的合併症の増加を伴い,透析患者の生活の質を考える上で,眼障害は益々重要になってきている。
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