今月の主題 見えてきた腎疾患
基本的診断法update
腎機能検査
土谷 健
1
,
松本 知子
1
,
二瓶 宏
1
1東京女子医科大学第4内科
pp.1903-1906
発行日 1995年10月10日
Published Date 1995/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903865
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ポイント
●腎血漿流量と糸球体濾過値は腎からの溶質の排泄機能を評価する上での根幹をなす機能検査であるが,従来の方法に加えて血漿濃度からの測定方法などが検討されている.
●尿細管障害は糸球体障害に付随する二次性の変化が多いが,薬剤性腎障害や尿細管性アシドーシスなどの選択的な障害にも遭遇する.
●尿細管機能はそのセグメントごとの特異的機能評価法がある.
●尿中アニオンギャップ,尿血液間二酸化炭素分圧較差(U-BpCO2),fractional excretionなどは臨床上の応用が可能な重要なパラメーターである.
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