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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(3)
学術展示
亜急性壊死性リンパ節炎にぶどう膜炎を合併した1例
A case of subacute necrotizing lymphadenitis with uveitis
太田 眞理子
1
,
池田 誠宏
1
,
佐藤 圭子
1
,
徳山 孝展
2
,
天津 純子
3
,
阪上 賀伴
3
Mariko Ota
1
,
Tomohiro Ikeda
1
,
Keiko Sato
1
,
Takanobu Tokuyama
2
,
Junko Amatsu
3
,
Yoshihiro Sakaue
3
1大阪市立総合医療センター眼科
2蒼龍会井上病院眼科
3大阪市立総合医療センター感染症センター
pp.914-915
発行日 1994年5月15日
Published Date 1994/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903816
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- Abstract 文献概要
緒言 亜急性壊死性リンパ節炎は病理組織学的に特異な壊死巣を伴うリンパ節炎として,疾患概念が1972年に菊地1),藤本ら2)により初めて提唱された疾患である。本疾患は発熱と表在リンパ節腫大を主徴とし,白血球減少を伴い,患者の多くは20歳台,30歳台の女性である。発症機序についてはウイルス説や免疫異常説などが唱えられているが明らかではない。予後良好であるが治療法が確立されていないために,臨床症状が遷延する症例も稀ではない。今回本疾患にぶどう膜炎を合併した症例を経験したので報告する。
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