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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(2)
学術展示
Polymerase chain reaction法で単純ヘルペスウイルスDNAを検出した角膜内皮炎の1例
A case of corneal endotheliopathy demonstrated herpes simplex virus DNA by polymerase chain reaction
森 文彦
1
,
太田 勲男
1
,
高橋 正年
1
,
古屋 文康
1
,
吉田 晃敏
1
Fumihiko Mori
1
,
Isao Ohta
1
,
Masatoshi Takahashi
1
,
Fumiyasu Koya
1
,
Akitoshi Yoshida
1
1旭川医科大学眼科
pp.700-701
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903765
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- Abstract 文献概要
緒言 角膜内皮炎は,角膜内皮細胞が特異的に免疫学的な傷害を受けている病態とされている1)。近年,大橋ら2)により臨床病型分類が試みられ,その病型の一部にはヘルペスウイルス感染の関与が示唆されている。しかし,局所のウイルス感染を証明した例はpolymer—ase chain reaction (以下PCR)法を用いたOhashiら3)りの報告などに限られる。今回,筆者らは臨床的に角膜内皮炎と診断した患者の前房水から,PCR法によって単純ヘルペスウイルス(HSV)のDNAを検出したので報告する。
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