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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(2)
学術展示
翼状片術前術後の角膜トポグラフィーによる角膜形状解析
Corneal topographic analysis on pre and post pterygium operation
田中 俊朗
1
,
深作 秀春
1
Toshiro Tanaka
1
,
Hideharu Fukasaku
1
1深作眼科
pp.636-637
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903737
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- Abstract 文献概要
緒言 翼状片(直接瞳孔領を被覆していないものに限る)が,不整乱視を引き起こし,視力低下を引き起こすことは,従来から漠然と知られている。オートケラトメーターでの乱視測定は,角膜上の数点(最大5点)の値により角膜乱視を対称的なモデル眼に近似して測定する。このため,非対称的な角膜不整乱視の測定はオートケラトメーターでは行えない。また従来のフォトケラトスコープでは,不整乱視の推測はできるが,どの程度屈折に影響を及ぼしているかという定量はできない。近年,角膜上の約6,000点の屈折力から角膜形状をより詳しく測定できる角膜トポグラフィーが開発された。今回,筆者らは角膜トポグラフィーを用い,翼状片術前術後の角膜形状変化を視力との関連で考察した。実際の症例3例の角膜トポグラフィーの変化を提示し,関連して翼状片手術術前術後の視力変化につき報告する。
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