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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(1) 1992.11.6-8 東京
学術展示
先天性強角膜嚢腫の2症例
Two cases of congenital corneo-scleral cyst
佐野 洋一郎
1
,
木下 茂
1
,
草田 英嗣
2
,
初田 高明
2
,
桑山 泰明
3
Yoichiro Sano
1
,
Shigeru Kinoshita
1
,
Eiji Kusada
2
,
Takaaki Hatsuda
2
,
Yasuaki Kuwayama
3
1京都府立医科大学眼科
2京都第二日赤眼科
3大阪厚生年金病院眼科
pp.422-423
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901514
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- Abstract 文献概要
緒言 強角膜嚢腫はその成因により先天性と後天性とに区別される。後天性強角膜嚢腫は外傷や手術の後に発症するもので,その原因は角膜や結膜の上皮が強膜,角膜に迷入することによると考えられており,これまでにも多数の報告がみられる1)。一方,先天性の強角膜嚢腫はきわめて稀であり,本邦においては,筆者らの知る限りその報告をみない。今回,筆者らはこの稀な疾患と考えられる2症例を経験したので報告する。
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