綜説
眼球破裂・強角膜裂傷のマネジメント
高橋 春男
1
1昭和大学 医学部眼科学教室
キーワード:
Vancomycin
,
角膜疾患
,
眼内異物
,
眼感染症-細菌性
,
眼内炎
,
強膜疾患
,
眼科外科
,
バルーン拡張法
,
病歴聴取
,
縫合法
,
裂傷
,
眼球破裂
Keyword:
Corneal Diseases
,
Eye Foreign Bodies
,
Medical History Taking
,
Endophthalmitis
,
Suture Techniques
,
Ophthalmologic Surgical Procedures
,
Scleral Diseases
,
Eye Infections, Bacterial
,
Lacerations
,
Vancomycin
pp.433-440
発行日 2016年4月5日
Published Date 2016/4/5
DOI https://doi.org/10.18888/J00293.2016240697
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
開放性損傷である眼球破裂・強角膜裂傷の診断のポイント、治療の手順、合併症、予後について述べた。眼球破裂では、前房出血、虹彩断裂、虹彩脱出、水晶体脱臼、硝子体出血、網膜剥離、脈絡膜破裂など、眼内組織への損傷が大きい場合が多く、解剖学的復位が得られても、視機能の回復が得られない例がある。強角膜裂傷は、打撲や異物などによる穿孔性眼外傷によるものが多く、受傷部位や損傷の程度、異物の有無により視力予後が左右されると考えられた。
Copyright © 2016, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.