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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年10月 広島
学術展示
混合性結合組織病(MCTD)の眼症状
Ophthalmicsymptoms of mixed connective tissue disease (MCTD)
森 秀夫
1
,
山下 千恵
1
,
橋添 元胤
1
,
天野 浩之
1
,
内田 立身
2
Hideo Mori
1
,
Chie Yamashita
1
,
Mototane Hashizoe
1
,
Hiroyuki Amano
1
,
Tatsumi Uchida
2
1高松赤十字病院眼科
2高松赤十字病院内科
pp.870-871
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901197
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- Abstract 文献概要
緒言 混合性結合組織病(mixed connective tissue disease, MCTD)は膠原病の範疇に属する独立疾患である。これは全身性エリテマトーデス(SLE),全身性強皮症(PSS),多発性筋炎(PM)の臨床症状を部分的に重複し,かつ血清学的には抗RNP(ribonucleo—protein)抗体(抗核抗体の1種)の単独高値が特徴的な疾患で,その有病率はSLE, PSS, PMなどの1割弱と推定されている1)。筆者らの知る限りMCTDに眼症状を合併した症例の報告はない。今回筆者らはMCTDに高度の視力障害を合併し,全身的ステロイド投与が著効を示した症例を経験したので報告する。
症例 61歳,女性。
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