今月の主題 結合組織
話題
混合性結合組織病
吉田 浩
1
Hiroshi YOSHIDA
1
1福島県立医科大学検査部
キーワード:
MCTD
,
抗U1RNP抗体
,
手指手背腫脹
Keyword:
MCTD
,
抗U1RNP抗体
,
手指手背腫脹
pp.821-823
発行日 1994年7月15日
Published Date 1994/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902038
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混合性結合組織病(MCTD)は抗ENA抗体高値陽性で,SLE,PSSそれにPM様所見を併せ持つ疾患として提唱され,確立された.わが国では特定疾患として認知された.MCTD研究班で診断基準を作成したが,抗U1RNP抗体陽性が必須で,Raynaud現象や手指・手背腫脹が90%以上にみられる.死因としては,肺動脈高血圧症を含む心肺不全症が半数を占める.適当な治療法はない.〔臨床検査38:821-823,1994〕
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