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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(1)1991年10月 広島
学術展示
未熟児網膜症瘢痕期にみられた巨大裂孔による晩発性両眼性網膜剥離の1例
A case of tardive bilateral retinal detachment caused by giant tear with cicatrical retinopathy of prematurity
山岡 昭宏
1
,
浅野 治子
1
,
白神 史雄
1
,
松尾 信彦
1
,
大月 洋
1
,
大野 敦史
2
Akihiro Yamaoka
1
,
Haruko Asano
1
,
Fumio Shiraga
1
,
Nobuhiko Matsuo
1
,
Hiroshi Ohtsuki
1
,
Atsushi Ohno
2
1岡山大学眼科
2中国中央病院眼科
pp.340-341
発行日 1992年3月15日
Published Date 1992/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901057
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- Abstract 文献概要
緒言 未熟児網膜症瘢痕期における重篤な合併症の1つに裂孔原性網膜剥離がある。今辛回,非常にまれな巨大裂孔による晩発性両眼性網膜剥離の1例を経験したので報告する。
症例 患者:15歳,男性。主訴:右眼視野狭窄。既往歴:1974年8月16日,在胎34週,体重1,470gで出生。生後32日目に未熟児網膜症を発症し,10月21日(生後67日)。当科を紹介され受診した。厚生省分類活動期I型3期中期と診断され,10月30日両眼キセノン光凝固を行った。その後瘢痕期1度となり,定期的に経過観察していた。1985年9月30日,右眼内斜視の手術を受けている。現病歴:1990年6月12日,右眼視野狭窄を自覚し,6月13日当科を受診した。右眼巨大裂孔による網膜剥離と診断され,6月18日入院した。
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