特集 眼科基本診療—私はこうしている
診断に必要な基本技術
視神経乳頭陥凹および神経線維層欠損の評価法
中野 豊
1
1関東中央病院眼科
pp.70-71
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900880
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視神経乳頭陥凹観察のポイント
視神経乳頭陥凹の大きさ,深さ,および色調を観察しなければならない。
1)乳頭陥凹の大きさ:乳頭の全方向へ陥凹が拡大する場合もあるが,多くの緑内障,特にその早期から中期にかけては,上下から耳側にかけての拡大が特徴である。その拡大のしかたには,乳頭底部から辺縁部にかけてなだらかな広がりをする皿状陥凹(socerization)(図1,a)と,辺縁部が急に切れこんで狭くなるnotching(図1,b)とがある。
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