Japanese
English
連載 Clinical Challenge・28
黄斑部に白色病変を呈した症例
A case of white lesion in the macula
中尾 久美子
1
Kumiko Nakao
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科眼科学
pp.877-880
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214429
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症例
患者:73歳,女性
主訴:左眼の視力低下
既往歴・家族歴:特記事項なし
現病歴:X年11月,左眼の視力低下で近医を受診した。左視力(0.4)で,左眼中心窩の下耳側に1/3〜1/2乳頭径大の白色病変と囊胞様黄斑浮腫があり,加齢黄斑変性の診断でアフリベルセプト硝子体注射をX年12月から1か月ごとに計3回施行され,白色病変と黄斑浮腫は消失して左視力(1.2)に改善した。X+1年9月から左眼黄斑浮腫が悪化したが,本人の了解が得られずにアフリベルセプト硝子体注射は追加されず,その後左眼黄斑部に白色病変が再発して左視力(0.04)に低下し,X+1年11月に当科を紹介された。
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