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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022
画像所見
腸
白色絨毛
white villi
中村 元
1
,
勝木 伸一
1
1小樽掖済会病院消化器病センター
pp.553
発行日 2022年5月24日
Published Date 2022/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202756
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定義
白色絨毛(white villi)とは,通常内視鏡観察時に十二指腸や小腸に観察されるびまん性あるいはひだ主体の淡い白色調粘膜である.関連用語として,明瞭で微小な白点の集簇を呈する撒布状白点(scattered white spots)が知られており,これらはいずれも腸に吸収された食事性脂肪の転送障害を反映している.両者の違いとして,白色絨毛は脂肪の中心乳び管への転送障害に由来する一方,撒布状白点は中心乳び管からさらに中枢側への転送障害が要因であるとされている1).
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