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特集 網膜剝離の現在—見えてきた実像と最新の治療戦略
網膜剝離への硝子体手術—手技のpointとpitfall
Vitreoretinal surgery for rhegmatogenous retinal detachment: technical points and pitfalls
國方 彦志
1
Hiroshi Kunikata
1
1東北大学医学部眼科学教室
キーワード:
硝子体手術
,
MIVS
,
巨大裂孔
Keyword:
硝子体手術
,
MIVS
,
巨大裂孔
pp.1608-1613
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214240
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●若年で後部硝子体剝離のない扁平網膜剝離に対しては,硝子体手術ではなく,強膜バックリングを選択する。
●硝子体手術を行う際は,原因裂孔の牽引を解除し裂孔周囲に網膜光凝固を十分にできれば,意図的裂孔を作製し完全排液を行う必要はない。
●巨大裂孔網膜剝離など特殊なタイプの網膜剝離であっても,最新の極小切開硝子体手術で適切に治療すれば予後は良い。
●硝子体手術の不成功は,速やかな全剝離・増殖性硝子体網膜症につながるので,強膜バックリングと異なり十分注意する。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年12月)。
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