増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド
2 角膜
角膜化学腐食・熱腐食
大家 義則
1
1大阪大学大学院医学系研究科脳神経感覚器外科(眼科学)
pp.119-124
発行日 2021年10月30日
Published Date 2021/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214158
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クリニック・病院で診るときのポイント
クリニックで診るとき
・角膜上皮および輪部障害の程度を観察する.
・化学腐食の場合はpHを測定する.
・pHが中性ではない場合,できれば流水で十分洗眼を行ってから紹介.
病院で診るとき
・角膜上皮および輪部障害,pH測定については同様.
・pHが中性ではない場合,流水で十分洗眼を行う.
・急性期は炎症,感染症,遷延性上皮欠損に注意が必要.
・慢性期は角膜上皮幹細胞疲弊症に対する治療を検討.
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