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あとがき
鈴木 康之
pp.1598
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213866
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2020年は世界中が新型コロナウイルスに振り回された1年でした。歴史に残る年だったと思います。日本でも2月に入ったあたりから警戒が出てきて,眼科関連ではまず角膜カンファランスがWeb開催となり,そして日本眼科学会総会もWeb開催が決まりました。大学,病院,診療所の眼科医師,眼科研究者もそれぞれ新型コロナウイルス感染および感染疑い患者の対応に追われ,診療でも教育でも研究でも大いに影響を受けました。その後の学会や講演会も次々と中止,延期,Web開催などに変更されています。
現在も感染は収まらず,ヨーロッパではロックダウンが再開され,大統領選挙が行われたアメリカでも感染者が増加しています。日本でも東京こそやや下火になりましたが,大阪や北海道など各地で感染者の増加が報道されています。そのようななかで学会,講演会を対面で行うことはなかなか難しく,現時点でも臨床眼科学会,日本緑内障学会と日本神経眼科学会総会が同時にWeb開催されており,今後も年内だけでも日本産業・労働・交通眼科学会,日本網膜硝子体学会総会,日本眼科AI学会総会,日本眼科アレルギー学会学術集会,日本糖尿病合併症学会・日本糖尿病眼学会総会のWeb開催が続きます。海外に行くことも実質不可能になっていますが,AAOのWeb開催や各国際学会によるWebinarでも講演会が続々と開催されています。
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