増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点
12 網膜硝子体
トリアムシノロンアセトニド(マキュエイド®)テノン囊下注射
小島 祥
1
1熊本大学大学院生命科学研究部眼科学講座
pp.256-257
発行日 2020年10月30日
Published Date 2020/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213807
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治療法の概要
糖尿病黄斑浮腫,網膜静脈閉塞症および非感染性ぶどう膜炎に伴う黄斑浮腫に対する治療としてトリアムシノロンアセトニド(マキュエイド®)のテノン囊下注射(sub-Tenon's triamcinolone acetonide injection:STTA)がある。マキュエイド®は長期作用型の副腎皮質ステロイドで,その消炎作用が黄斑浮腫を軽減させるといわれている。2017年にテノン囊下注射が保険適用となった。
マキュエイド®は白色結晶性の粉末で,テノン囊下注射の場合は1バイアルに1.0mLの生理食塩水または眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が40mg/mLになるように用時懸濁し,20mg/0.5mLをテノン囊下に注入する。
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