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連載 今月の話題
篩状板部分欠損とは何か?
What is focal lamina cribrosa defect ?
中西 秀雄
1,2
Hideo Nakanishi
1,2
1公立豊岡病院組合立豊岡病院日高医療センター眼科
2京都大学大学院医学研究科眼科学教室
pp.1371-1380
発行日 2019年11月15日
Published Date 2019/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213380
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近年のOCT検査の進歩により,生体緑内障眼において,篩状板部分欠損(focal lamina cribrosa defect)と呼ばれる所見が検出され,視神経乳頭出血や緑内障進行リスクとの関連が明らかになった。さらに,篩状板部分欠損は緑内障眼だけでなく,緑内障を有さない近視眼やパキコロイド関連疾患眼でも検出されており,先天性乳頭ピット黄斑症候群に類似した臨床像を呈する篩状板部分欠損合併症例も報告されている。
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