綜説
緑内障と篩状板 組織写真を含めて
福地 健郎
1
1新潟大学 大学院医歯学総合研究科視覚病態学分野
キーワード:
生体力学的現象
,
強膜
,
視神経乳頭
,
星状細胞
,
網膜血管
,
緑内障
Keyword:
Astrocytes
,
Biomechanical Phenomena
,
Glaucoma
,
Optic Disk
,
Retinal Vessels
,
Sclera
pp.51-63
発行日 2016年1月5日
Published Date 2016/1/5
DOI https://doi.org/10.18888/J00293.2016181074
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篩状板は緑内障性視神経症の鍵を握る組織と考えられている。近年では、より高性能な光干渉断層計によって生体眼で視神経乳頭部や篩状板の観察が可能となり、形態所見を理解するためにそれらの組織構造について改めて知る必要がある。視神経乳頭と篩状板の組織学的構造、視神経乳頭部の血管構築、緑内障眼にみられる視神経乳頭部の組織学的・細胞生物学的変化、視神経乳頭再構築を誘導する活性化アストロサイト、視神経乳頭に対する横方向への圧迫と緊張、について述べた。
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