Japanese
English
特集 今が旬! アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎の診断に必要な検査と臨床評価基準
A laboratory examination and clinical evaluations criteria necessary for a diagnosis of the allergic conjunctivitis
庄司 純
1
Jun Shoji
1
1日本大学医学部視覚科学系眼科学分野
pp.22-28
発行日 2019年1月15日
Published Date 2019/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213010
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
アレルギー性結膜炎を正確に診断するためには,視診や細隙灯顕微鏡検査により得られる臨床所見に加えて,アレルギーに関連する臨床検査が必要である。アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第2版)1)では,アレルギー性結膜疾患の診断を,臨床診断,準確定診断および確定診断の3つに分類している。臨床診断は臨床所見のみで診断した場合,準確定診断はアレルギー素因と臨床所見とで診断した場合,そして確定診断は眼局所のアレルギー反応の証明と臨床所見とで診断した場合とされている。ここでは,アレルギー性結膜疾患の診断に必要な臨床所見と臨床検査について解説する。
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.