増刊号 7年前の常識は現在の非常識!—眼科診療の最新標準
2.眼表面・角膜疾患
1)検査
前眼部3次元画像解析
上野 勇太
1
1筑波大学医学医療系眼科
pp.58-61
発行日 2018年10月30日
Published Date 2018/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212878
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ここが変わった!
以前の常識
●前眼部診察の際には細隙灯顕微鏡で観察し,前眼部写真を撮影することで記録に残していた。写真は平面的な病変の広がりや色調を評価するのに適しているが,角膜厚や病変の深さなど前後方向の情報を記録しづらいという欠点があった。
現在の常識
●OCTの技術が前眼部検査に応用された。前眼部OCTを用いることで,非接触式かつ短時間での撮影により,混濁組織であっても高解像度の断面像を取得可能となった。
●前眼部OCTは角膜パーツ移植の術後経過観察において不可欠な検査であり,その他の前眼部疾患においても非常に有用な情報が得られる。
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