今月の表紙
虹彩ルベオーシスのインドシアニングリーン蛍光造影画像
相田 達也
1
,
植田 俊彦
1
,
稲谷 大
2
1二本松眼科病院
2福井大学
pp.1334
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212835
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症例は42歳,男性。左眼の視力障害を自覚し近医を受診した。糖尿病による血管新生緑内障を指摘され,当科に紹介となった。初診時の左眼視力は(0.06)。瞳孔領と全周周辺虹彩に新生血管を認めた。インドシアニングリーン(ICG)蛍光造影撮影にて,新生血管のない僚眼の虹彩と比べて新生血管に一致して虹彩面に強い蛍光が確認された。
特に耳側では,細隙灯顕微鏡で観察されるより広範囲に蛍光が確認された。また,輪部の結膜静脈血管も,僚眼と比べ強いICG蛍光が観察された。
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