増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル
Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例
7.術後感染症
LASIK関連感染症
山口 達夫
1,2
1聖路加国際病院眼科
2新橋眼科
pp.296-299
発行日 2016年10月30日
Published Date 2016/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212059
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POINT
■LASIK術後感染症の発症頻度は0〜1.5%であり,頻度は高くない。
■感染が起こると視力が低下する可能性が高いため,細心の注意を払う必要がある。
■原因菌はStaphylococcus aureus,MRSA,Streptococcus pneumoniae,Nocardia,マイコバクテリア属,真菌などが挙げられる。
■鑑別診断としては,DLKとepithelial ingrowthが挙げられる。
■充血の程度と角膜の混濁の形を的確に診断し,特徴的な臨床像から原因菌を推測する。
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