増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル
Ⅰ.知っておきたい眼感染症診療の動向
注意が必要な角膜真菌症
江口 洋
1
1近畿大学医学部堺病院眼科
pp.13-17
発行日 2016年10月30日
Published Date 2016/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212006
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POINT
■診断時は,発症原因によって分類される2つの型を意識しながら患者の既往歴・生活歴を十分に問診することが重要である。
■角膜移植後は酵母型真菌感染が多く,植物による外傷後は糸状菌感染が多い。
■治療時に安易にステロイド点眼薬を使用しないことが重要である。
■種同定は古典的な培養と形態学的分類が基本である。
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