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あとがき
鈴木 康之
pp.1836
発行日 2015年12月15日
Published Date 2015/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211666
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先日開催された第69回臨床眼科学会は好天のもと大盛会のうちに終わりました。年々規模が大きくなり充実していく臨床眼科学会に驚くばかりです。
さて,臨床眼科も本年度12月号となります。今号の目玉はなんといっても髙橋寛二先生にご執筆いただいた「今月の話題」「加齢黄斑変性の新たな視点—注目される萎縮型加齢黄斑変性」です。滲出型加齢黄斑変性も,もちろん重要な話題ではありますが,さすがに最近はお腹いっぱいという気もしないではありません。一方,萎縮型加齢黄斑変性は,頻度も比較的少なく,また治療法も確立されていなかったため,これまであまり注目を集めていませんでした。しかしながら,ここのところの診断技術の進歩や疾患概念の進展等は目覚ましいものがあり,高齢化社会を見据えて今後どんどん重要な疾患になっていくと思われます。その萎縮型加齢黄斑変性に関する髙橋先生によるUp to dateかつ詳細な解説は大変勉強になります。
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