Japanese
English
第1回眼・光学屈折学会
厚みのある乱視眼鏡レンズについて
Specifications for Astigmatic Glasses
沢口 勉
1
,
岡島 弘和
1
Tsutomu Sawaguchi
1
,
Hirokazu Okajima
1
1日本光学
1Nippon Kogaku K. K.
pp.1152
発行日 1966年8月15日
Published Date 1966/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211128
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
1827年グリニッチ天文台長G.B.Airyが,光学家Fullerに,乱視眼を矯正するために球面,円柱面レンズを製作させたのが,乱視用眼鏡レンズの始めとされています。
円柱面レンズは,軸上ではたしかに眼の乱視を相殺するが,眼を回転させた軸外では,眼の乱視を充分に相殺していない。後にToric面を有したレンズが用いられるようになつて,軸外においても,かなり眼の乱視を相殺できるようになつた。しかしながら所定の頂点屈折力を持つToric面レンズは無数にあります。このため同じ頂点屈折力を有するToricレンズに,ただ経験から割出された,種々の曲率半径を持つたレンズが出まわる結果となりました。
Basic principles are discussed concerning the designing of corrective glasses for astig-matism. The authors developed a theory which enables designing of glasses with finite thick-ness for complete astigmatic correction for all directions of gaze.
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.