Ⅱ原著
眼細網肉腫(Reticulosarcoma)の二例
田川 貞嗣
1
1北大眼科
pp.53-55
発行日 1948年5月20日
Published Date 1948/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211084
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緒言
1928年佛蘭西に於てOberlingが所謂Ewingstumorに就いて研究し,本腫瘍が骨髓の細網細胞に由來する事を始めて明らかにしてReticulo-saroomeなる名稱を呈唱してゐる。本邦に於て1933年故緖方教授は之を小網肉腫とされ更に1937年同氏は紬網肉腫と之を改められた。
眼部の本腫瘍發生報告は米眼科誌Archives ofOphhalmology(1946年4月號)に見らるるも本邦に於ける報告を見ず。よつて私の最近自驗せる二例を報告する。
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