特集 眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
外来における診断のポイント—私はこうしている
主訴からみた疾患
色覚異常
岡島 修
1
Osamu Okajima
1
1三楽病院眼科
pp.1478-1479
発行日 1989年9月30日
Published Date 1989/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210969
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色覚異常は先天異常と後天異常とに分けられる。前者は大部分が赤緑異常で,X染色体劣性型の遺伝型式をとる。後者は網脈絡膜疾患,視神経疾患に伴って発現し,青黄異常となることが多い。
これらの検査には,目的に応じて色覚検査表・色相配列器・アノマロスコープ等種々の検査器具が用いられる。従って色覚異常を正確に診断するためには,それぞれの器具の使用目的とその限界の正しい認識が必要である。また特に先天異常では,進学時の問題点や遺伝など,異常者の疑問にできるだけ答えることも眼科医の責務である。
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