特集 眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
外来における診断のポイント—私はこうしている
主訴からみた疾患
視野狭窄
根木 昭
1
Akira Negi
1
1天理よろづ相談所病院
pp.1453-1458
発行日 1989年9月30日
Published Date 1989/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210961
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視野欠損は,光受容器である視細胞から,後頭葉視中枢へ至る視路のどの部位の障害によっても生じるが,網膜局所からの投射は規則的な走行をとるため,各障害部位によって特徴的な視野異常を呈し,視野からその責任病巣を推定することができる(図1)。
以下,まず視路の障害と視野異常についてのキーポイントを概略し,次いで視野欠損をみた場合の診断手順を述べる。
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