Japanese
English
連載 眼科図譜・337
アトピー性皮膚炎と鎌状巨大裂孔を伴った網膜剥離の1例
A case of atopic dermatitis with retinal detachment and giant falciform tear
本田 実
1
,
小島 徳郎
1
,
菊地 隆二
1
,
桐淵 利次
1
Minoru Honda
1
,
Norio Kojima
1
,
Ryuuji Kikuchi
1
,
Toshitsugu Kiribuchi
1
1帝京大学医学部眼科学教室
pp.1344-1345
発行日 1985年12月15日
Published Date 1985/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209573
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- Abstract 文献概要
1914年にAndogsky1)が初めて白内障を伴ったneuro-dermatitis4例を報告して以来,アトピー性皮膚炎に伴う白内障は皮膚原性白内障として良く知られているが,アトピー性皮膚炎と網膜剥離の合併については1937年Balyeat2)がneurodermatitisに起きた両眼性の網膜剥離を初めて報告して以来,現在までに約30例の報告がある.文献的には鋸状縁あるいは色様体扁平部に裂孔が存在する症例が多いが,今回われわれは後極に奇妙な裂孔が出現したアトピー性皮膚炎の症例を経験したのでここに報告する.
症例:24歳,男性.
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