Japanese
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連載 眼科図譜・335
眼窩腫瘍と毛様体CystよりIgGκ型の単クローン性を証明しえた多発性骨髄腫の1例
Detection of monoclonal IgG κ from orbital tumor and ciliary body cyst in a case with multiple myeloma
河西 庸二郎
1
,
森 禮子
1
,
政岡 史子
2
,
上野 脩幸
3
,
園部 宏
4
Yojiro Kawanishi
1
,
Reiko Mori
1
,
Fumiko Masaoka
2
,
Hisayuki Ueno
3
,
Hiroshi Sonobe
4
1高知県立中央病院眼科
2岡山大学医学部眼科学教室
3高知医科大学眼科学教室
4高知医科大学中央検査部病理
pp.1168-1169
発行日 1985年10月15日
Published Date 1985/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209545
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- Abstract 文献概要
多発性骨髄腫(M.M.)は形質細胞系の腫瘍性増殖を本態とする原発性骨腫瘍であり,眼科領域では,眼窩への腫瘍浸潤による眼球突出や眼球運動障害,さらにpara-proteinemiaによる様々な眼球病変が報告1,2)されている.今回我々は,M.M.の一剖検例を経験し,眼球および眼窩腫蕩を病理組織学的ならびに免疫学的に検索したので報告する.
症例 :35歳,男性.
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