Japanese
English
特集 第38回日本臨床眼科学会講演集 (その4)
学術展示
Vitrectomyを要した増殖性硝子体網膜症の検討
Incidence of proliferative vitreoretinopathy following retinal detachment surgery
加藤 秋成
1
,
太田 陽一
1
,
新井 真理
1
Shusei Kato
1
,
Yoich Ota
1
,
Mari Arai
1
1東京厚生年金病院眼科
pp.648-649
発行日 1985年5月15日
Published Date 1985/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209437
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
緒言 近年,増殖性硝子体網膜症(以下PVR)に対し硝子体手術が導入され,難治性網膜剥離の治療成績が向上している.しかし,いかに技術的な向上があろうとも,ひとたびPVRを発症すると,PVRの無い一般的な網膜剥離に比べ,その治療成績は格段に悪い.それゆえ,網膜剥離手術をする上でPVRを発症させない様にするにはどうしたらいいのか,という問題を考えるために,硝子体手術を要したPVRの症例を検討した.
方法 対象は裂孔原性網膜剥離により,初回,当院ならびに他院で網膜剥離手術を受け,その後C-11)以上のPVRとなり,当院で1981年より1984年4月までに硝子体手術を受けた80眼である.また,macular puckerの症例は除外した.以上の症例につきPVR発症に関すると思われる事項を検討し,また手術結果を検討した.なお比較対照には当院で同時期に初回手術をした裂孔原性網膜剥離のうち,PVRを除いた399眼を用いた.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.