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連載 眼科図譜・317
Q-switched Nd-YAG laserによる後発白内障切開術および瞳孔形成術
Ocular surgery by Q-switched Nd-YAG laser
弓田 彰
1
,
白土 城照
1
,
北沢 克明
1
Akira Yumita
1
,
Shiroaki Shirato
1
,
Yoshiaki Kitazawa
1
1東京大学医学部眼科学教室
pp.354-355
発行日 1984年4月15日
Published Date 1984/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209132
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- Abstract 文献概要
近年,Q-switched Nd-YAG Iaserの眼科臨床への応用が進められ,既に実用に供せられている1,2)。Q-switchedNd-YAG laserの眠組織への作用はoptical breakdownによるものであり,argon laserが熱効果により作用することとは,その機序を異にしている1〜3)。Optical break—downの発生は物質の吸光係数に関係しないので,中間透光体におけるlaser手術が可能である1,2)。また,その組織破壊力は強力であり,虹彩切開なども短時間で施行可能である1,2)。
Q-Switched Nd-YAG laser装置であるLASAG AG社製MICRORUPTOR IIを用いて行った手術症例を示す。
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