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連載 Clinical Challenge・62
後発白内障に対するNd:YAGレーザーによる後囊切開後にみられた脈絡膜皺襞
Choroidal fold after posterior capsulotomy with Nd:YAG laser for posterior cataract
坪田 欣也
1
Kinya Tsubota
1
1東京医科大学臨床医学系眼科学分野
pp.554-556
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037055790790050554
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症例
患者:77歳,女性
主訴:両眼の視力低下
既往歴:20年前に他院にてベーチェット病の診断(関節炎,陰部潰瘍,結節性紅斑,眼症状)
現病歴:1か月前に前医にて両眼の後発白内障に対してNd:YAGレーザーによる後囊切開術を施行され,術後から霧視が増悪した。両眼の硝子体混濁と脈絡膜皺襞がみられ,眼ベーチェット病の炎症発作が疑われたため東京医科大学病院(以下,当院)に紹介され受診となった。当院初診時に眼外症状はみられなかった。

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