GROUP DISCUSSION
眼感染症
内田 幸男
1
1東京女子医大
pp.1024-1026
発行日 1983年7月15日
Published Date 1983/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208987
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1.緑膿菌によるマウス前房内感染実験
緑膿菌の株による酵素と毒素の産生の差が,前房内感染にどのような差違を作るかをみるため,マウスを用い経時的に病理変化をしらべた。ProtcaseとElastaseは前房内投与で250μg以下の量では,眼病変は軽かった。Exotoxin Aでは病変が重く,12.5μgで半数以上が2日以内に死亡した。生菌感染では上記3物質を産生する株で病変が重く,Exotoxin Aのみ産生株がこれに次ぎ,これらの非産生株が最も軽かった。
〔討論〕佐々木(横市大) NC−5株のExotoxin A産生能はどうか。
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