GROUP DISCUSSION
眼感染症
北野 周作
1
1日大
pp.835-838
発行日 1982年7月15日
Published Date 1982/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208664
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.流行性角結膜炎の院内感染
流行性角結膜炎(以下,E.K.C.)は,感染力が強く,春より初夏にかけ外来をにぎわせる。入院患者に発生した場合,早期に隔離,退院させることにより,院内感染,流行を引き起こさずにすむことがほとんどであった。
今回我々は,入院患者1名にE.K,Cを発症した段階で病棟を閉鎖したにもかかわらず,全入院患者中の14名(約27%)の発症を引き起こし,二週間の病棟閉鎖をよぎなくされた一連の経過について報告すると共に,E.K.Cの院内感染の予防について検討を加えた。
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.