文庫の窓から
眼科諸流派の秘伝書(11)(下)
中泉 行信
1
,
中泉 行史
1
,
斉藤 仁男
1
1研医会
pp.1416-1417
発行日 1982年11月15日
Published Date 1982/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208759
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ここに挙げられている日本四家の眼科,尾張,美濃,筑前,信濃といわれるのは,文政の頃,盛大な門戸を張っていたといわれる馬嶋,麻嶋,田原,諏訪竹内各流派を指したものであろうか。本書には馬嶋伝,麻嶋伝,竜樹伝,竜目伝,柴田伝,清眼伝,仙人伝,麻嶋浄安,小池玄仙,麻嶋巨清,諏訪伝,天竺霊鷲山伝方,明術伝,江州麻嶋伝,多喜田秘方等の名の秘方がのべられている。"例えば草膜"について
竜樹伝曰,『草膜ハ肝ノ臓虚シテ肺ノ臓肝乗シテ,黒眼ニ白膜ヲ生テ春夏秋冬発テ……又曰,白眼ニ穴アキテ膿ノ出ル事有是ヲ白草ト云ナリ』
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