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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その5)
学術展示
CO2レーザー手術装置を用いた脈絡膜悪性黒色腫の眼球摘出
Use of carbon dioxide laser in enucleation of the eye with malignant melanoma of the choroid
菅 順子
1
,
寺西 秀人
1
,
今田 直基
1
,
高橋 秀児
1
,
小林 俊策
1
Yoriko Suga
1
,
Hideto Teranishi
1
,
Naoki Imada
1
,
Syūji Takahashi
1
,
Syunsaku Kobayashi
1
1山口大学医学部眼科
1Department of Ophthalmology, Yamaguchi University, School of Medicine.
pp.974-975
発行日 1982年8月15日
Published Date 1982/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208683
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- Abstract 文献概要
緒言脈絡膜悪性黒色腫は,診断を確定したならば,眼球を摘出するのが従来の標準的な治療法である。しかし,予後は一般に不良で,5年治癒率は,平均50%とされている。Fraunfelderら1)は,眼球摘出中の眼内圧変動を測定し,種々の手術操作による急激な眼内圧上昇が,腫瘍細胞の転移を誘発するとしている。我々は今回,脈絡膜悪性黒色腫の1例に遭遇し,CO2レーザー手術装置を利用して,眼球を強く圧迫せずに眼球摘出術を行うことができたので,ここにその術式および若干の考察を述べる。
症例S.A.,26歳,男子。
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