Japanese
English
特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その4)
学術展示
Cross-Tralk消去機能をもったEOG自動測定装置の開発
Development of an automatic measuring and recording system for the EOG employing crosstalk cancellation
久保 賢倫
1
,
伊月 宣之
2
Masanori Kubo
1
,
Nobuyuki Itsuki
2
1徳島大学医学部眼科学教室
2新居浜工業高等専門学校電気工学科教室
1Department of Ophthalmology, Tokushima University School of Medicine
2Department of Electrical Engineering, Niihama Technical College
pp.802-803
発行日 1982年7月15日
Published Date 1982/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208654
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
眼球の運動や常在電位をElectro-oculogram (EOG)で検査する場合には,他眼からの電位の影響すなわちcross-talkが問題になる。左右の眼が共働運動している場合または左右の常在電位が等しい場合には,cross-talkは大きな問題にはならない。しかし,そうでない場合にはcross-talkを消去して測定しなければ誤った解析結果がえられる1,2,4)。
眼球運動測定時にはcross-talkはfeed back法で消去できる。常在電位の変動測定時には消去は各々のEOGのピーク値だけで行えばよいので,測定のデジタル化にて症例毎にcross-talkを自動的に消去できる3)。そこで今回,マイクロコンピュータ(マイコン)を利用してcross-talkを消去でき,またEOG時間曲線を短時間で測定しグラフとして表示もできる装置を開発した。
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.