Japanese
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連載 眼科動物園・7
遺伝性白内障マウス(その1)
Hereditary cataract mouse
岩田 修造
1
Shuzo Iwata
1
1名城大学薬学部生体物理化学研究部門
1Laboratory of Biophysical Chemistry, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Meijo University
pp.344-348
発行日 1978年2月15日
Published Date 1978/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207598
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一般に獣といわれる動物は,全世界で約3,500種が生息し,その中でネズミ族は1,765種の約半分である。このネズミ族はドブネズミ(Rat),ハツカネズミ(Mo-use),そしてハタネズミ(Vole)に大別される。ラットと呼ばれて実験動物に用いられるものは,ドブネズミが白化し,順化したシロネズミのことである。
一方,実験用愛玩用として飼育されるマウスとは,廿日鼠(Mus musculus molossinus)属の中の体の小さい白化したネズミのことを指し,どぶねずみなどにくらべて非常に愛らしいものである。だからかどうか知らないが,英語の辞書には女性のかわいい子,よい子の愛称語としてmouseが記載されている。
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