Japanese
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連載 眼科動物園・9
ニジマスの白内障
Cataract in rainbow trout
岩田 修造
1
Shuzo Iwata
1
1名城大学薬学部生体物理化学研究部門
1Laboratory of Biophysical Chemistry, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Meijo University
pp.718-722
発行日 1978年4月15日
Published Date 1978/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207656
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ニジマス(Salmo gairdneri irideus)は北米大平洋岸の河川の原産魚で,明治10年に1万粒のニジマス卵がアメリカ水産委員から贈られて,わが国での養鱒事業が始まつたといわれる。
釣をスポーツとするアメリカでは,ニジマスは猟魚(game fish)として天然の湖や河川に放流されているが,日本では養殖魚として家畜化されて,ヤマメ(Oncorhynchus masou ishikawae)やアマゴ(Oncor-hynchus rhodurus macrostomus)などの在来マスとともに日本各地で養殖され,冷凍食品として成魚が逆にアメリカに輸出されている。
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