Japanese
English
連載 眼科図譜・239
水晶体を固定している組織
Tissues Supporting the Crystalline Lens
井出 醇
1
Atsushi Ide
1
1沼沢井出病院眼科
1Department of Ophthalmology, Numazawa-Ide Hospital
pp.1228-1229
発行日 1977年10月15日
Published Date 1977/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207505
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
〔解説〕
白内障手術に,手術顕微鏡が常用され,またすぐれた医学用カメラが頻用されるようになつて,微細な所見が容易に確認記録されるようになつた。
ここに示す写真は,それぞれ角膜を広く切開した後,なんの断帯操作をも施すことなしに,鉤で虹彩を十分に引き寄せ,水晶体赤道部の12時の近くにCryoextractorを当て,水晶体をほぼ真上に牽引したものであり,いずれも水晶体後嚢と毛様体のあたりとが透明な索状物によつて結ばれ,水晶体縁挙上によつて索状物が緊張している様子が明らかである。
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.