Japanese
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特集
網膜剥離手術—層間切除短縮術
Operation of detached retina :Lamellar resection of sclera
神鳥 文雄
1
Fumio Kandori
1
1鳥取大学
1Dept. of Ophth., Tottori University, School of Medicine
pp.749
発行日 1960年3月15日
Published Date 1960/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206923
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この術式は1950年ロンドンのShaplandとリヨンのPaufiqueとが別々に始めたものであつて,目下アメリカで一番広く利用されている最も良い方法である。この術式が行われるに至つてからは網膜剥離の治癒率が15〜20%良好になつた。
術式は角膜縁を去る10〜12,3mmの処に切開を加え,表層部の鞏膜を幅2〜3mm,長さ180°〜360°にわたつて切除し(鞏膜の深層の薄葉を残し,脈絡膜を保護す),創口及び周囲にデアテルミー凝固を行つて後,両断端を縫合する。
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