Japanese
English
特集 第13回臨床眼科学会号
一般講演
単純ヘルペスの血清学的研究
Serological study of Herpes simplex
小池 和夫
1
,
横山 烋子
1
Kazuo Koike
1
,
Yoshiko Yokoyama
1
1東大分院眼科
1Dept. of Ophth., Tokyo Univ. Branch Hospital
pp.527
発行日 1960年2月15日
Published Date 1960/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206889
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- Abstract 文献概要
角膜ヘルペスは戦後Cortisone等の普及につれてややその数を増し,且つ重症な症例に遭遇する様になりました。そして角膜炎治癒後も永久的な混濁を残し,視力障害の原因を作る点に於いて全身ヘルペス感染症の中でも特に重要な疾患であります。
然しこのヘルペス感染症に関しては未だ充分に解明されてはおりません。ウイルスと宿主の殆んど完全な共生(symbiosis)の関係,特にそのヘルペス潜伏性の問題は真に特異的であります。吾々はこの点に関し血清学的な面から特に角膜ヘルペスを中心として中和抗体の検索を行いました。測定方法はChangの結膜細胞を使用し組織培養法に依りました。
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