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特集 第13回臨床眼科学会号
一般講演
交感神経刺激性散瞳薬による虹彩炎様症状について
Symptom like iritis caused by sympathomimetic mydriatic
三井 幸彦
1
,
高木 義博
1
Yukihiko Mitsui
1
,
Yoshihiro Takagi
1
1徳大眼科
1Dept.of Ophth., Tokushima University, School of Medicine.
pp.293-298
発行日 1960年2月15日
Published Date 1960/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206847
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私共は色々な患者を散瞳して後細隙燈顕微鏡で検査している内に,ネオシネジン(塩酸フェニレフリン)を使つて散瞳した患者では可成り屡々散瞳後に多数の微塵が前房内に出現してくることに気づいた。微塵が非常に沢山出てくる時には同時に前房水の乳濁度が増し,温流が停止することさえある。これは恰も虹彩炎様の症状である。過去7カ月間に著明にこういう症状をおこした者は26人,44眼で,これは記録をとつて精密に検査した患者数の6%に当る。
そこで私共はネオシネジンによる虹彩炎様症状に就て追求した。
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