私の経験 国際眼科学会への旅・8
外来診療のやり方
弓削 経一
1
1京都府立医大眼科
pp.1099-1100
発行日 1959年7月15日
Published Date 1959/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206718
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1959年1月7日,私はChicagoのIllinois Univer-sityの眼科であるEye and Ear infirmaryを訪ねた。之はMichigan Avenueから,Adams STを10ブロツク程西にはいつた所にあって,Northwesteru Un.の病院とあまり遠くない。外見は大したこともないと思つたが,中は広い。建てましたものらしく,一方の2階が他方の3階になつていて,案内の看護婦が笑いながら説明してくれた。ここの主任Dr.Kronfeldは引退していて,今欠員中で誰にともなく,話し合つている中にAblatio clinicに案内されてしまつた。12時からCon-ferenceがあるから,きいたらどうかというので之をきき,昼食をよばれた。この食卓でDr.Folkと知合になり,斜視をやつていて,午後,muscle clinicがあるから来て見ないかという話。そこで彼とつれ立ち,診察場であるOrthopticsの室に入つて,Residentsと共に患者を見たり,討論したりしていたか,ついでに,このようなやり方について,彼に根ほり葉ほりきいて見た。その結果私に,この様な特殊clinicのやり方について,1つのまとまりが出来たので,ここにのべて見ることにする。
ここのmurcle clinicは1週5回,月曜を除いて開かれる。Dr.Folkは,4回出て,指導する。
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